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創業者インタビュー

  • 2016/09/15 UP

    category:卸売業、小売業

    かばんねこ

    高橋 美樹 氏

    "家に居ながら子育てとやりたいことを実現するために、専業主婦の挑戦"

    http://kabanneko.com/

事業紹介 創業のきっかけ 事業が成功した理由 失敗から這い上がった… 座右の銘 
将来の夢、志 これから創業に挑戦す… 

事業紹介

 かばんねこは、「よいおもちゃ」の専門店です。日本はもちろん、ドイツを中心に海外からも、素敵なおもちゃをたくさん集めました。レンタルスペースでは、資格や特技を活かして、教室やお店を開くこともできます。

創業のきっかけ

 はじめての子育ての時、安全や自然素材を重視しておもちゃを探していた際に出会い、その魅力に感動したのが木のおもちゃです。子どもが木のおもちゃでよく遊び、いろいろと試し、多くのことに気付く姿を、とても穏やかに見ていました。

私たち親子だけでなく、地域の子どもやママたちにも魅力あふれる木のおもちゃと出会ってほしい、その想いから創業しました。

事業が成功した理由

子育てと両立しながら、10年間ずっと練りこんだ「理想のお店」の実現

 おもちゃの専門店を始めることに決め、理想のお店を実現するため、10年間コツコツと、「今」できることを準備し続けました。例えば、ホームページ制作の講習を受けたり、仕入れ先を探したり、どういう店舗にするか考えたり、子育てと両立しながら進めました。

 また、おもちゃの魅力を子どもやママに伝えるためにおもちゃコンサルタントの資格を取ったことや、自分の子育てのために子育ての専門書を乱読したことも、理想のお店をつくる力になりました。

 

商工会主催の創業塾をきっかけに、つながっていったご縁が助けに

 いわゆる、「なんでもない専業主婦」でしたので、おもちゃ屋をやるための知識が全くありませんでした。創業のための勉強を目的に参加した商工会主催の創業塾でしたが、そこで商工会の方とのご縁ができたことを、とてもありがたく感じています。

 商工会の方は、私に必要だと思う講座や情報を紹介してくださり、私はそれに参加してご縁をつないでいきました。そのご縁により、いざ創業するときに創業補助金の情報をいただいたり、申請のときに助けていただいたりしました。

 

ママが楽になれば子どもも楽しくなる、信頼できる「心の拠り所」

 子育てをしているママの中には、周囲からの協力を得られず、孤独を感じてしまう人もいます。自分の子育ては正しいのか、うまくいかないのはなぜなのか、そのようなママの苦しみは子どもに伝わってしまいます。

 たとえ子育てがうまくいかなくても、ママが子育てをがんばっていることには変わりありません。がんばっていることを認めてくれる人や場所があれば、きっとママも子育てを楽に思えるでしょう。それが保育園の先生でも、子どもの検診をする看護師でもいいと思います。私は、このお店をそんなママのための心の拠り所にしていきたいと思っていました。

 ママの悩みは、おもちゃのことから子育ての根本的なことまで様々です。私に相談してくれたママの考え方に対しては、たとえ間違っていると感じても頭ごなしに否定せず、「よいおもちゃ」を通して、なにか助言できたらと思います。

 子どもがよいおもちゃで遊ぶことは、子ども自身が自らを育てていくことにつながります。実は、子育ての悩みで、おもちゃが解決してくれることは意外に多く、その価値をママが理解することで、ママ自身が楽になり、子どもも自然と楽になっていく様子をたくさん見てきました。これからも、よいおもちゃを探し求め、発信していくことで、地域の子どもやママたちの心の拠り所であり続けたいです。

失敗から這い上がった経験談、苦労から学んだ経験談

おもちゃを担いで販売イベントへ、その姿から周囲に伝わる「本気度」

 私には、創業のための知識もお金もありませんでしたが、お店を出店する前から木のおもちゃを少しずつ仕入れ、それをイベントやフリーマーケットなどで売り始めました。木のおもちゃの素晴らしさを、ひとりでも多くの子どもやママに伝えたかったのです。

 もちろん、販売できるチャンスは毎日あるわけではなく、売上も微々たるものでした。しかし、イベントなどの度に木のおもちゃを担いで売りに行く姿を、夫や義両親も見ていてくれました。また、活動の様子はブログやフェイスブックを通して、多くの人に見てもらえるようにしました。

 ひとつひとつは小さいことでしたが、それを続けていくことによって、いろいろな人に声をかけてもらい、つながっていくことができました。やがて、イベント会場だけでなく、おもちゃを自宅にまで買いに来てくれるお客様も出てきました。

 

「今やらなきゃ一生パート…」、母親の社会復帰への葛藤と家族の理解

 子どもが同世代の友達を求め始める3歳になったら、保育園に入れようと決めていた私は、自分の人生をどうしようかという悩みを抱えていました。再就職して社会に復帰するのがいいのだろうか、先立つものがないので資格でも取った方がいいのだろうか、できれば自宅に居ながら子育てと仕事を両立できる道はないのだろうか、やらなければ一生パートで終わるのだろうか…、その頃の私はイライラしていたように思います。

 「お店、やってみればいいじゃないか」、夢の実現に向けて、悩んでいた私に対して、思っていたよりあっさりと夫が理解してくれ、結婚する前に貯金していたお金を充ててもいいといってくれました。

また、実際の出店に際しては、義両親が、今出店しているスペースをつかってもいいと提案してくれました。家でやりたいことをやりながら子育てしたいという夢を実現すべく、出店する場所が得られたことも非常に大きかったです。

座右の銘

「誠実」

多くの方々の助けにより夢に向かうことができた私だからこそ、お客様と誠実に向き合うことを通して、お世話になった方々に恩返しをする気持ちで店を続けていきたいです。かばんねこに縁をくださるかたの喜びの役に立てることを願って、どんなときも「誠実」にありたいです。

将来の夢、志

優良なおもちゃや遊びを発信して、「子どもを育てる」

 これからも地域の親子の役に立ちたい、そのためにしっかりお店を続けていきたいです。おもちゃを通じて、教育の場にも携わることができたらと考えています。

子どもは、自分で自分を育てていきます。その力を応援してくれるもののひとつが、おもちゃの存在です。これからも、このお店から優良なおもちゃや遊びを発信することで、子どもの育ちに寄与していきたいです。

 

地域の専門家とつながり、「安全で健康な暮らし」を広げたい

 おもちゃや遊びはもちろん、安全な食事や住環境、自然体験を通して、「安全で健康な暮らし」をテーマに地域貢献していきたいです。

そのためには、群馬県内をはじめ、同じ目的をもつお店や団体、専門家とのつながりがとても大切です。志を同じくする仲間と一緒にイベントやお祭りを企画、開催していきたいです。

これから創業に挑戦する人へ一言

やりたいことを考え続けるからこそ、自然と「自分に必要な情報」に気付ける

 創業したいことを、いつも考え続けることをお勧めします。考え続けていると、自然に必要な情報をキャッチすることができ、今までは全く関係がないと思っていたことも、実は自分に必要な情報だと気付くことができたりします。その気付きが、創業に向けて意外な力になることがあります。

 

動くまでは「どうしよう…」、でも実際に動いてみると「こんなものか!」

 実際に行動するまでは、ちょっとしたことでも「どうしよう…」と思い悩み、動けないものです。しかし、それでは何も進展がありません。思い切ってやってみると、意外と「こんなものか!」と思えるものです。

私も実際に、何もないところから自分の足で動いたことによって気付きましたが、たとえ小さな一歩であっても、自分の足を使い、「こんなものか!」を積み重ねることで、夢に向かって確実に前に進んで来られたと感じています。

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