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創業者インタビュー

  • 2016/07/29 UP

    category:生活関連サービス業、娯楽業

    株式会社JACKASS 代表取締役

    関口 裕馬 氏

    "一度は美容業界を挫折、そこから負けん気と感謝で、夢を「有言実行」へ"

    http://malibu-hair-resort.jp/

事業紹介 創業のきっかけ 事業が成功した理由 失敗から這い上がった… 座右の銘 
将来の夢、志 これから創業に挑戦す… 

事業紹介

 Maribu hair resort (マリブヘアリゾート)は、伊勢崎市と大泉町にある美容室です。季節や流行に合わせて、お客様にピッタリのヘアスタイルをご提案しています。また、ネイルやまつげエクステもご好評をいただいています。平成28年6月には、みどり市に3号店を出店しました。 

創業のきっかけ

 創業する前に勤めていた美容室で、オーナーからフランチャイズ出店で店長になってほしいと話がありました。はじめは、前向きに検討していましたが、次第にフランチャイズでの出店に魅力を感じなくなりました。

 その美容室で新しい店舗を立ち上げ、成功した経験を生かして、自分のお店を持ちたいという想いから創業しました。

事業が成功した理由

一人では何もできない、だからこそ家族や友達、仲間の支えに感謝

 美容室の立ち上げの際に、地元の同級生や幼馴染、仲間たちが快く協力してくれました。また、自身の店を出店すると決めたとき、両親は「まだ若いんじゃないか?」と反対していましたが、一度決めたことだからと出店に向けて動き出したら、両親も積極的に協力してくれました。

 新規顧客獲得では友達が協力してくれ、他の友達や家族に私の美容室を紹介してくれました。こうした周囲の協力が身近にあると、独りでお店をやっている感覚ではなくなり、支えられているからこそ出店できるという気持ちが大きくなりました。

 これまで、私自身の仕事への取り組みや生活などをしっかりと周囲が見守っていてくれたからこそ、出店の時に快く協力してくれたのだと思います。家族や友達の協力には今でも感謝しています。これからも感謝の気持ちを忘れず、その期待に応えていきたいです。

 

社会からの「美容業界の見られ方」を変えるために、「徹底、継続、改善」

 一般的に美容業界は、他の業界と比べて働く環境があまり整っていない業界だと思われています。私も働いているときに、それを感じていました。

 しかし、私自身が結婚して子どもをもつと、「業界のせい」だと言い訳するのではなく、経営者として働く環境を整えたいと強く思いました。

 もちろん、私だけが恩恵を受けるのではなく、スタッフの生活を支えられるように、一般の会社組織にも負けない組織を美容業界で実現することを目指しました。スタッフの質を高めて、売上を増やしていくことが大切です。

 そのためには、私も含めてスタッフには、「徹底、継続、改善」を徹底する意識付けを行っています。技術面でも、接客面でも、まずはお客様の気持ちになって考えることを心がけています。

 美容師は、「美容室の中だけの常識」に考え方が固まってしまいがちだと感じます。それを打破するためには、積極的に外の世界に対して感性のアンテナを張ること、見て感じたことを実際に仕事に落とし込むことをスタッフとともに取り組んでいます。

失敗から這い上がった経験談、苦労から学んだ経験談

一度離れた美容業界…、両親の支えと負けん気で急成長、独立への足掛かりに

 せっかくつかんだ美容師の夢でしたが、仕事は想像以上に大変で給料も低く、働く前に想い描いていた世界とは大きく異なっていました。そのことから、実は始めて2か月あまりで美容業界を辞めました。両親は、私に美容師を続けてほしかったようでしたが、当時の私はそれを素直に受け止めることができませんでした。

 ある日、父と2人でお酒を飲む機会がありました。その時、「おかんは、おまえが美容室やって、店の庭をキレイにするのが夢だったんだよ」と、仕事を心配する父から聞きました。

 「今のままでは、両親に胸を張れないな、親孝行できないな」と思い、私は美容師への復帰を決意しました。母親も、一日も早い私の復帰を願い、日曜日に出る求人を見ては、美容師の求人に赤ペンで印をつけて、部屋の前に置いてアピールしていましたね(笑)。

 「このまま地元にいては腐ってしまう…」、そう思った私は両親に東京に行くことを告げました。一度、東京で自分をリセットしたかったからです。それに対して、両親は快く応援してくれました。

 上下関係が厳しい環境で育った私は、東京で同級生や年下から使われることが、とても屈辱的でした。しかし、それは1年間、美容業界から離れていた私が受け入れなければならない厳しい現実でした。

 「どうにかして抜いてやる!」、持ち前の負けん気に火が付き、限られた時間でいかに成長するかを考え、「徹底、継続、改善」しながら、ひたすら腕を磨いて目に見える結果を残しました。そのような経験があったからこそ、群馬に戻った時に、以前勤めていた美容室のオーナーに認められ、店長として店舗を任され、新店舗の立ち上げを経験することへとつながっていきました。

 いまだに、直接は伝えていませんが、叱咤激励してくれた両親には本当に感謝しています。ちなみに今、私の店の庭は、両親が管理してくれています。

 

「上に立つ者」として、自分に厳しい行動、発言、生活を

 私たちの美容業界は、世間からは労働環境が厳しい方だと見られているのではないでしょうか。私もまた、それを感じていた一人です。

 美容室を経営するオーナーの中には、派手に遊ぶ人も少なくありません。派手な遊び方をすべて否定しているわけではありませんが、スタッフには過酷な労働環境を強いているにもかかわらず、「上に立つ者」が自分を律せないようでは、スタッフの心が離れてしまうのは当然のことです。

 美容室は、仲間の支えがあってこそ成り立ちます。だからこそ私は、スタッフに他の業界と同じような給料や福利厚生を目指す一方で、「上に立つ者」として自分を厳しく律し、責任のある行動や発言、さらには生活そのものを心がけています。

座右の銘

 一度「やる!」と決めたことは、あえて言葉にして周りに伝えます。言った以上、それを達成するために全力を尽くします。周囲にやると宣言したにもかかわらず、それができない人間を、私はカッコ悪い人間だと思います。自分に対しても厳しく向き合い、達成に向けて自分を追い込むための材料として、「有言実行」していきます。

 また、目標に掲げたことは、目に見えるように壁に貼っています。「年商2億円」のような具体的な目標もあれば、「徹底、継続、改善」や「自分の価値を高めよう」という概念的な目標もあります。あえて目標を目に見えるところに置き、常に意識し続けることで、それを達成するためのモチベーションを高めています。

将来の夢、志

自分も幸せ、スタッフも幸せ、お客様も幸せ、「WIN-WIN-WIN」を目指して

 私はもちろん私自身の幸せを考えますが、同じようにスタッフの幸せ、さらにはお客様の幸せも目指しています。「WIN-WIN-WIN」を達成するためには、それぞれの幸せとは何かについて、真剣に考えました。

 幸せは、人それぞれの価値観に基づきます。たとえば、スタッフであれば、自分の時間を削ってでもたくさん働いて給料を多くもらえることが幸せだと考える人もいれば、給料があまり多くなかったとしても自分の時間を持てる方が幸せだと考える人もいます。私は、いずれの幸せも満たせる組織をつくりたいのです。

 幸せの多様性を叶えるために、組織を大きくする必要性を感じています。そのためには、店舗展開する意味を考え、見極めながら出店スピードを速めていきたいです。

これから創業に挑戦する人へ一言

 実際に創業しようとしたときに、それまで計画性のあるお金の使い方をしていなかったため、お金の面で苦労しました。

 たとえば、自己資金の貯め方でも、創業を見据えてコツコツと準備を進めていくことが大切です。それによって、創業のための資金づくりが大きく変わります。創業当初から事業をスムーズに進めるために、ぜひ計画性のあるお金の使い方を心がけてください。 

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