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創業者インタビュー

  • 2016/03/25 UP

    category:卸売業、小売業

    株式会社NOIKEデザイン(高崎市)  代表取締役

    野池 伸一 氏

    "モノを売り込むために、まずは自分を売り込みたい"

事業紹介 創業のきっかけ 事業が成功した理由  失敗から這い上がった… 座右の銘 
将来の夢、志 これから創業に挑戦す… 

事業紹介

 

私どもは、主に家具のデザイン、製作、取り付けまでを行っています。他には、看板のデザインや製作など、サインといわれる仕事も行っております。

創業のきっかけ

起業セミナーで事業イメージ固めを

 創業する前は、自分で何がやりたいのか、何ができるのかが漠然としていました。創業する上での基礎を固める上でも、2006年くらいから前橋市や高崎市で開催されている起業セミナーに参加しました。起業セミナーを通して、やりたい仕事がだんだんと明確になっていきました。当初は、今のデザイン関係の仕事ではなく、別の業種での創業を考えていました。企画書をつくって相談してみましたが、こちらは周囲の理解が得られず、最終的には自分自身の経験を生かした形での創業になりました。

 

知識と心構えが創業後に役立つ

 起業セミナーでは、創業に関する知識はもちろんですが、創業についての心構えなどを叩きこまれました。講師の方からは、「起業した方がいい」とだけ言われるのではなく、「起業にはリスクが伴いますよ」ということも同時に教えていただきました。やると決めたら諦めない、途中でくじけない、やり続けるといった精神的なことまですべて教えていただきました。実際に創業してからは、そのときに教わったことが、仕事をしていくいろいろな場面で生かされています。

事業が成功した理由 

高崎市産業創造館の手厚いサポート

 実際に会社を経営することに関しては、私は勉強不足であり、少なからず不安もありました。けれども、高崎市産業創造館にお世話になることによって、本当に助けられました。中小企業診断士の方がいますので、仕事においての不安や悩みをすぐに相談することができました。また、経営に関する相談もできますので、創業する上でとても心強い存在だと思います。特に、私のように創業に関して知らないことが多い方にとっては、非常に恵まれた環境になると思います。

 

モノを売り込むために、まずは自分から

 商品としては、家具や看板など「モノ」を売っているのですが、それ以上に私は、自分を売り込むことが大切だと考えます。そのために、身近なことからできることとして、仕事には直接関係ない、いろいろなイベントなどにも参加するように心がけています。たとえば、パパのイベントであったり、若手創業者のイベントであったり、自治体の元気な人たちが集まるイベントであったり、多くの人との交流ができる機会をつくっています。

 

お客様に対して、常に最大限の力を

 これは、お客さんに対して対面で打ち合わせをするときに、お客様が望んでいることに対して、どうしたら満足していただけるのかを考える上でとても生かされています。基本的には単発の仕事が多いものですから、まずはその中で最大限の力を発揮することにすべてを賭けます。その仕事自体は終わりますが、ここで携わった方の中から、次の仕事で声をかけてくださることがあります。その現場に合わせて、お客様のご希望に沿ったデザインをつくることを通して、私自身を売り込んでいくことが大切だと感じています。

 

失敗から這い上がった経験談、苦労から学んだ経験談

百戦錬磨の交渉術の前に折れる…

 仕事の流れこそ今までの経験から分かっていましたが、私はお客様との交渉に苦手意識を持っていました。とある大きな会社にお伺いしたとき、ものすごく交渉の上手な女性経営者の方がいました。金額の交渉の際に、ものすごい迫力で値引き交渉され、私の利益が大幅に削られてしまったことがありました。お相手の方は、百戦錬磨で上手に交渉していたのに対して、まだまだ会社を作ったばかりで弱く、さらに私自身が交渉を苦手としていたものですから、その場では折れるしかありませんでした。

 

自分に折れた腹立たしさを忘れずに

 その経験は非常に悔しいものでした。交渉に負けてしまったこともそうですが、何より自分が自信を持っていた仕事に対して自分から折れてしまったことに腹立たしく思いました。人生の中で、これほどまでに心に刻まれる悔しさはありませんでした。その時に感じたことをメモに取り、未だに事務所に見えるところに貼りだしています。そのときは本当に自分が情けなくて、悔しかったのですが、今でもこれを見るともっと頑張ろうと励みになっています。

 

多くの人と接して、自分を売り込む大切さ

 非常に痛い失敗ではありましたが、交渉に対して切磋琢磨し、自分を磨かなければならないと切に感じました。この経験があって、私は自分をいかに売り込むか、自信のあるものをどのようにお客様に伝えればいいかを真剣に考え、仕事以外でも多くの人と接し、私自身を売り込むことを心がけるようになりました。そういった意味では、これほど大切なことに気付かせてくれたその女性経営者の方には、今はとても感謝しています。

 

座右の銘

「始めたことをやり通せ」

 これは、ギタリストの渡辺香津美さんの言葉です。ある新聞にコラムとして載っていたこの言葉を初めて見た時には、すごく強烈な言葉だと感じました。

 創業すること、それは孤独との闘いであったり、厳しい場面におかれることが少なくありません。途中で、「これはダメかもしれない」という事業継続の岐路に立つことがあります。しかし、そこでやめたらダメです。暗闇から脱出するためには、たとえ苦しくても続けた方がいいのです。投げ出すことは簡単ですが、自分を信じて投げ出さず、諦めないで頑張りぬくことを意識しています。

将来の夢、志

「一番」になるから覚えてもらえる

 この業界の中で、まずは群馬県内で一番を目指します。ある方に教えていただいたことですが、「一番にならないと覚えてもらえない」ということがあります。例えば、日本で一番高い山は富士山だとすぐに思い出せますが、二番目に高い山はどこかと言われても、意外と分からないものです。つまり、二番だと意識されず、覚えてもらえないということです。そのためにも、まずは群馬県内で一番になりたいのです。

 将来的には、世界規模の仕事をしてみたいと思っています。世界の皆さんとコミュニケーションをとり、世界のお客様と商談に臨めたら楽しいだろうなと思っています。

 

本田宗一郎さんの創業者魂を目指して

 ひとりの経営者としては、私が尊敬する本田宗一郎氏のような経営者になりたいです。創業セミナーに出ている頃、偶然手に取った本田氏の本を熟読し、気が付けば好きになっていました。関連書も熟読し、本田氏の創業者魂に触れ、すべてを尊敬しています。周囲が信じてくれないようなことであっても、「世界一のレースで優勝する」と有言実行できた本田氏の情熱に、私は心から感銘を受けました。もちろん、今の時代では難しいこともあると思いますが、いつか本田氏のような熱い経営者になりたいですね。

 

手掛けたことのない仕事にこそ挑戦を

 また、これまでの経験を生かして、今までつくったことがない商品についても、これからはどんどん手掛けていけたらと思っています。今の時代、「私はこれしかできません」という姿勢では、そんなに仕事が入ってこないと思っています。だからこそ、家具や看板以外にもどんどん挑戦していこうと思っています。実際に専門外の仕事ではありますが、高崎市産業創造館の喫煙ブースをつくったり、ある小学校の100年記念のタイムカプセルをつくったりしています。特にタイムカプセルの仕事は、とても夢のある仕事だと思います。こういった専門外の仕事にも、今後さらに挑戦していきたいです。

 

これから創業に挑戦する人へ一言

 創業したいと考えている方は、やりたいことがあると思います。それは、絶対にやった方がいいです。やりたいことがはっきりしているのであれば、できるだけ早いうちにアクションを起こしましょう。

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