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創業者インタビュー

ご自身の取組について 支援側に対して 群馬の次世代の起業家… 

ご自身の取組について

 平成25年から「群馬イノベーションアワード」(以下、GIA)を開催し、次世代の起業家を発掘しています。GIAは、高校生部門や専門学校生・大学生部門を設けたことに特色があり、ユニークな取組と評価されています。

 

起業に興味を持つのは、早ければ早いほどいい!

 起業家になりたい!起業に興味を持つのは、早ければ早いほどいいです。私自身の経験でも、高校生で起業を意識したこと、それが今につながっています。これから自分の進路を考える高校生や大学生にこそ、GIAを通して起業について真剣に考えるきっかけになればというねらいがあります。

 

才能があるからこそ、起業の知識を

 実は、ビジネスに才能がある高校生や大学生は多いですが、ビジネスに触れる機会がないことで、卒業後は普通に企業に就職してしまいます。しかし、様々な選択肢があるということを、知識としてしっかり身につけてほしいのです。

 昔と違って今は、起業に対するリスクも減りました。チャレンジしやすい世の中だからこそ、「恐れないで、一歩前に踏み出してほしい」という気持ちがあります。

 

群馬イノベーションミーティング in University

 GIAのスピンオフ企画として、群馬イノベーションミーティング in Universityを、これまで共愛学園前橋国際大学、高崎商科大学の2校で行いました。大学の先生を中心にパネルディスカッションをしましたが、起業に対して、積極的に取り組んでいる印象を強く受けました。真剣かつ楽しく議論し、起業についての理解を深められました。

 

群馬イノベーションスクールの成果

 「群馬イノベーションスクール」(以下、GIS)は、皆さんの非常に熱いものを感じ、いわば維新前夜の長州の志士達といった印象さえ受けました(笑)。

 第1期が終了しましたが(取材日:平成27年2月現在)、これからも群馬のイノベーション、地域の活性化のために自分たちも何か社会貢献したいという動きも始まるようです。自分がビジネスをするだけでなく、自分たちで考えて社会のために動こうとすることを、とてもうれしく思います。

 

支援側に対して

創業支援を伝わる形にして発信する大切さ

 行政、金融機関、さらに民間の各支援機関に創業支援策があることは、とても素晴らしいことです。裾野を広げる上でも、とてもいい取組みです。ただ、それがなかなか伝わっていないのが実情です。

 どうしたら伝えられるか、読み手の目線を欠くことなく、情報発信にマーケティングの視点が入れば、意識が大きく変わっていくのではないでしょうか。だからこそ、情報を興味がわく表現、デザインにして発信することが求められます。

 

「リスクが大きい?」固定観念を打ち破りたい

 普通の親御さんは、子どもが起業するなんてとんでもないと思っています。リスクが大きいと考えられていることや、起業家の社会的地位があまり高くないことなどが理由です。この固定観念を変える必要があります。行政や教育機関が中心となって、起業家が世の中の役に立つ素晴らしい職業であるということを、今後さらに発信していただけたらと思います。

 

起業の魅力の発信基地、GIA

 私は、起業することの魅力を草の根的に発信する場所として、GIAをはじめました。県内外でも有名になり、さらに積極的に社会貢献をするような魅力的な起業家がどんどん出てくることによって、「私も挑戦したい!」という人材が出てくる可能性が大きく拓けると期待しています。

 

ぐんま創業情報ポータルサイト「やる起」への想い

 「やる起」、これはすごくいいと思います!

 起業するためにそれぞれ個別に行政機関や支援機関へ、すべて訪ねていくことは難しく、それを見れば起業のことがすべて分かるポータルサイトとしての「やる起」に大きな可能性を感じます。

 ただ、まだ知らない人がほとんどでしょう。これをどのように伝えるかが難しいのですが、大切なことです。特に高校生や大学生には見てほしいです。

 

起業に関するこれまでの教育と今後

 「よい子」で育った人は、怒られた経験がありません。そういった人は、怒られることを「怖い」と感じて、失敗を非常に恐れます。

 日本の社会では「失敗=悪」であり、失敗した人が立ち直れない風潮があります。一方で、アメリカでは、失敗でさえその人の実績になると考えられています。私の経験でも、失敗したことが後々の成功への糧になっています。失敗しないように歩んでしまうと、絶対に成功しません。だからこそ、失敗を許容する社会になることを切に願っています。

 

起業家のロールモデルとして

 起業したい人が失敗を恐れ、一歩を踏み出せずに迷うことがあります。しかし、一番は自分がどうしたいかです。迷っても、本当にやりたいという気持ちがある人は最後にはやります。そういった意味では、私を含め、他人ができることは少ないのです。

 だからこそ、本人のモチベーションをどのように周囲の環境で高めるかが大切です。起業家が増えることで、「自分もできる!」と思う人が増えるはずです。私がひとつのロールモデルなのです。

 

群馬の次世代の起業家に向けて

 商売に肥沃な土地ではないことがメリットに

 群馬県は、商売をする上で決して肥沃な土地ではありません。前橋市や高崎市でさえ、平均的な地域の中核都市に過ぎません。この痩せた土地柄で成功したら、全国制覇できる可能性があります。群馬県に全国制覇する企業が多いのは、商売をする上で肥沃ではない土地で鍛えられたからこそでしょう。群馬で成功すれば全国で、全国で成功すれば世界でも成功できる可能性があります。

 

逆転の発想で高い付加価値を

 群馬には優れた生産農家、畜産農家がいます。牛も豚も鶏も野菜もすべておいしいのですが、それらを出荷するまでの時間がかかります。加工して、おいしく提供できる人も少ないように感じます。

 ものづくりも同様です。東毛地域を中心に、高い技術力でものづくりが盛んですが、下請けで終わるところが多い印象です。下請けではなく、自分たちがつくるオリジナル製品として売ることができるような思考になると、もっと強くなるのではないでしょうか。

 これらは、群馬県の地域性でしょう。だからといって、起業が難しいわけではなく「逆転の発想」をしていくことが必要です。

 

夢は共感を集めて、志へと昇華する

 志は、最初から持てないものです。はじめは、個人の夢でいいと思います。社会貢献でも、個人的な欲求でもよく、その夢は否定するものではありません。ただ、それだけではいつか成長が止まります。

 あくまで夢は、個人の欲求の延長線上のものでしかありません。周囲が共感してくれる目標になったときに、おそらくそれが「志」になるのです。「錦の御旗」が必要であり、大義なきところに人は集まりません。会社としての夢を描き、志を持っていることで、周囲がそれに共感して力になると、絶対に会社はうまくいきます。

 

遠くて高い山に向かって歩き続けてほしい

 目標は、達成できない高いレベルに設定するのがいいと思います。達成が難しい、高い山の方が意外と歩けるものです。近くの山だとかえって焦ったり、すぐに休もうと思ったりするものです。

 起業とは、まさしく遠く高い山に向かって歩き続けることです。いくら能力があっても、高い山に目標を設定しないだけで、途中で満足して歩みを止め、落ちていく人が多いのです。だからこそ、高い目標を設定して、そこに向かって歩き続けてほしいのです。

 

刺激と情報を共有し、発信する場でつながりを

 起業家を応援したい私の想いは、GISに集約されています。商売する上で肥沃な土地とは言えない群馬をチャンスにできるかということ、刺激と情報を共有できるかがとても重要です。その情報発信の場が、GIAです。ここでの情報発信によって、実際にいろいろなつながりができています。

 次世代の起業家を応援する上で、私は群馬県から起業を志す人の一歩を踏み出すきっかけとしてGIS、GIAを通して何か貢献できればいいと思います。ここから、収益を社会に還元して、社会に称賛される行動を起こせる起業家が増えてほしいと期待しています。

 

振り切る勇気を持ってフルスイング!

 次世代の起業家には、振り切る勇気を持ってほしい。フルスイングだと、強く言いたいです。「チャレンジを恐れるな!」ということです。

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