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創業者インタビュー

  • 2015/11/11 UP

    category:複合サービス事業

    株式会社ギフトソリューションズ(前橋市)   代表取締役

    越善 譲二郎 氏

    "家族をつなぐ御葬儀は、心のこもった「GIFT」から"

    http://www.gift-haruka.sakura.ne.jp/

事業紹介 創業のきっかけ 事業が成功した理由 失敗から這い上がった… 座右の銘 
将来の夢、志  これから創業に挑戦す… 

事業紹介

 私どもは、仏事返礼ギフト商品の卸売、通販、輸入代行、コンサルティングをはじめ、出産やブライダル、記念日や販促品などのギフトに関する事業を行っています。

 また、ギフト事業における総合アライアンスの構築、商品などの物流、デリバリー代行の事業もあわせて行っています。

創業のきっかけ

 元々は、前職の会社の中にあるギフトや返礼品の小売部門としての事業部でしたが、それが独立して子会社となりました。子会社となってから、社長としてその会社を引き継ぎました。約3年前に、株式を譲渡していただいて、完全に独立したような形になります。

事業が成功した理由

返礼品を確実にお届けするシステムづくり

 仏事のお香典返しで受注をいただき、発送請負などをやっているのですが、私どもは東京から鹿児島までの西日本エリアに45名の営業がいます。彼らが新聞にあるお悔やみ欄の情報を確認して、ご葬儀が終わった翌日からギフトのカタログを持って訪問しています。

 本社では、全国の営業から届く注文書に対して、返礼品を個別発送するためのデータ入力などを行っています。そのデータで、問屋さんへの発注をかけたり、発送業者に発注をかけたりしています。やはり、このシステムを構築できたことが大きいです。

 

大物映画俳優の心温まる返礼品

 約6年前になりますが、ある大物映画俳優が亡くなりまして、その返礼品の仕事に携わりました。芸能関係のご自宅の情報がありまして、これは残しておいたら本当に怖いなと思いまして、処理が終わったら真っ先に個人情報を処分しました。

 もちろん、作業も細心の注意を払って行いました。私も現場に入り、包装も行いましたし、チェックも行いました。特に印象的だったのは、その俳優さんが自筆で詩を書いていて、その詩を写真の額といいますか、プレートみたいなものに入れて一緒にセットしておくことができるものをお送りしました。こちらは、大変好評をいただいて、私としても印象に残っています。

 

大手の弱みをこちらの強みでサポート

 また、昨年の4月から営業機会拡大のために、大手流通グループが手掛ける葬儀事業、葬儀返礼品事業との提携を行っています。その大手流通グループでは、5年ほど前から葬儀事業を行っていて、近くの葬儀屋と提携し、大手流通グループのスキームでお客様に葬儀を提案しています。提携するまでは、ダイレクトメールを中心とした営業を行っていましたが、実際にお客様が相談できる営業マンがいないことが課題となっていました。

 その点、私どもは西日本エリアにいる営業でフォローできますよと、プレゼンさせていただきました。西日本の大手流通グループのお客様に対しては、私どもの営業がアプローチして、受注をいただくようになりました。実際に営業がアプローチをかけるようになってから、ダイレクトメールによる営業と比較して3倍の受注をいただくようになっています。

 

失敗から這い上がった経験談、苦労から学んだ経験談 

一から事業を立ち上げる経験から

 今の会社に携わる前に勤めていた会社でのことですが、そこで人材派遣の事業を立ち上げることになりました。これまでの職務経験を活かすことができると思い、進んで引き受けました。派遣事業をやるために必要な申請も、職業安定所に通って半年くらいかかりました。県内の企業さんへの営業も、すべて一人でやりました。ある意味では、ここが一度目の創業経験のようなものです。

 

「仕事を覚えたい」からチャンスに

 これもすべて、「仕事を覚えたい」という一心でした。そのために、いろいろな仕事をやりたかったのです。事業を立ち上げてほしいと言われた時、「こんなチャンスないな!」と思いました。自分には出来るのだろうかという不安よりも、やるのが私だけしかいないのでやらせてもらえるだけラッキーだという感覚でした。他のスタッフもたくさんいましたが、その中で事業を立ち上げることは、私しかできないだろうなと感じていました。

 

「怖いな…」直感が大きなミスを防ぐ

 創業当初のことですが、大きい受注をいただいた仕事がありました。お返しだけでなく、オリジナルの挨拶状もつくりたいというので、そちらも準備しました。商品も届き、宅急便の送り状もすべて貼り付けて、翌日に出荷を待つのみの状態でした。でも、私は「怖いなぁ…」と思って、夜中に倉庫に行って、リストと送り状のチェックをしました。すると、名前と住所がまったく違うものが入っていました。調べたら、すべて名前と住所が入れ違っていました…。

 

痛感したチェックの大切さを活かしたシステム

 あのときは本当にチェックしに行ってよかったと思って、すべてその夜にやり直しさせて助かりました。エクセルでの作業ミスでしたが、並べ替えれば終わるというものではなく、チェックしなかったことに原因がありました。パソコンが得意な社員に限って、基本的なチェックをおろそかにしがちだという経験になりました。

 その経験を踏まえて、現在はオリジナルの受注システムを構築して、ミスが起こらないように、チェックも徹底しています。

 

座右の銘

「人事を尽くして天命を待つ」

 私は神頼みとか、運とか、そういったことは全く信じない人間です。自分でやったことしか、実際にレスポンスとして、リターンとして返ってこないと考えています。行動しないと何も起こりませんし、黙っていいことないかなと思っていて何かあったことは一度もありませんから、やはりアクションを起こすことこそ一番大事です。

 たとえ、それが初めて取り組む仕事であっても、断ったら何もならないので、とにかくトライしてきました。私の持っている気質のようなものだと思いますが、楽をしたいという気持ちがどこかにありながらも、やはり好奇心を持って動き続けることが楽しいのです。やることを全部やったら、結果は必ずついてくるものです。大切なことは、自分でアクションを起こすこと、初めてのことであってもトライしてみることです。

 

将来の夢、志 

喪主様のお気持ちを酌んだ葬儀屋を

 将来的には、本当は葬儀屋そのものをやりたいです。大手さんは、どうしても金儲け主義という形でやっているところが少なくありませんから、本当の意味でお客様によい対応ができる葬儀屋は少なくなってきていると感じています。だから、お客様は離れていき、今まで普通のお葬儀をやっていたお宅でも、家族葬といって小さい形でご葬儀をしてしまいます。それが私には、葬儀屋が自分で自分の首を絞めているように感じます。

 もし、私が葬儀屋をやるのであれば、喪主様のお気持ちを酌んだ形のご葬儀サービスをやれる仕組みを作り上げていきたいのです。それがリーズナブルであれば、さらにいいですね。もちろん、自動的に今の事業である返礼品も活用していただけます。

 

家族を大切にする葬儀を目指して

 葬儀は、家族を家族たらしめ、つなげるものだと私は考えます。昔は、葬儀といえばいろいろな人がいっぱい来たものです。そうすると息子や孫たちが、亡くなったお父さん、おじいさんに関連した人がいっぱい来て、「こんな人とも付き合っていたんだ」とか、「こんなおじさんが東京にいたんだ」と知る機会になります。作家だとか、映画監督とか、「うちの親戚にはこんな人がいたんだ」と目標にしたり、誇りにしたり、そういう機会があって人は成長すると私は思っています。

 先祖を敬う、親戚を敬う、家族を敬う、そういう気持ちが薄れてしまうことを危惧しています。故人のためにも、残された家族のためにも、葬儀は知らせるべきだと思います。あらためて家族を大切にする葬儀、私はそれを目指しています。

 

これから創業に挑戦する人へ一言

 大切なことは、創業に挑戦しようというその気持ちだと思います。それを常に忘れないことだと思います。事業を起こし、進めていく上ではいろいろと大変なことの連続だとは思いますが、それらに対して逃げずにぶつかっていくことが非常に大切です。

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