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創業者インタビュー

  • 2015/09/16 UP

    category:情報通信業

    杉原エス・イー・アイ株式会社(伊勢崎市) 代表取締役会長 CEO

    杉原 俊夫 氏

    "常に時代を先見し、最先端技術で勝負!"

    http://www.ssei.co.jp/

事業紹介 創業のきっかけ 事業が成功した理由 失敗から這い上がった… 座右の銘 
将来の夢、志  これから創業に挑戦す… 

事業紹介

  杉原エス・イー・アイでは、半導体の面実装の仕事を中心に、設計開発から部材の調達、製造はもちろん最終的な出荷までやっております。特に品質と納期を第一に考え、お客様のあらゆるニーズに応えるべく、日々研鑽を積んでいます。

創業のきっかけ

 私が創業を決意した45年前は、まだ通信機の時代でした。現在のように半導体を使える時代ではなかったのですが、これからの時代はやはり半導体を使う通信機の時代になるだろうと先見しました。

 通信機のビジネスに携わるようになり、NTTさんの機械をつくる仕事を通して、技術的に世界の中で大変進んだ技術に触れることができました。そういった仕事をさせていただくことによって、通信機や半導体の技術関係に関するお客様からお仕事をいただけるようになりました。

事業が成功した理由

常に最先端技術に挑戦し続ける姿勢

 やはり、最先端の仕事に挑戦し続けたことが大きいです。特に、その業界の試験をつくるということは、最先端の仕事を持っていないとできないわけですね。それをお客様から要請をいただいて、私どもも勉強を重ねて試験機をつくることができました。同業他社でも技術的に難しくてできないことをやっておくということは、業界の中では大きな力になりました。

 

会社の付加価値は、最先端技術への取組

 また、技術的に困難な仕事、最先端の仕事を率先してやることによって、会社の付加価値を高めることに力を注ぎました。私自身が常に最先端よりも先を、どういう時代になるかをにらみながら、最先端の技術を勉強して仕事にすること、またその努力を継続することが、企業の存続にもっとも影響すると思います。

 そのひとつとして、大手さんもやっていないような設備、日本で初めて面実装をクリーンルームで行える環境を整えました。

 

景気の悪化を事業拡大の好機へ

 景気の悪化で、これから通信機だけでやっていくのは大変だろうということで、電気に弱い業界の仕事をやろうと考えました。自動車、アミューズメント、医療関係など、新しい分野にも挑戦していきました。お客様が求められるものをお客様としっかり打ち合わせさせていただいて、ご意向や未来に向かってあらゆる勉強をさせていただくとともに、お客様とともに将来に向かって求められる技術を検討し、それをひとつひとつ実現してまいりました。

 

失敗から這い上がった経験談、苦労から学んだ経験談

苦労ではなく、自分の努力不足から

 仕事というのは、苦労したと思わない方が、私はいいのではないかと思います。仕事に対して、毎日の努力を積み重ねることは当たり前であり、いろいろな問題が起こった時には、それは自分の努力が足りなかったということだと思います。

 若い頃は、社内だけでなく、青年会などの活動にも積極的に参加し、対外的な時間が多くなりました。ある程度、部下を信頼して仕事を任せましたが、管理がうまくいかなくて大変だったことがあります。私の不徳の致すところなのですが、従業員を管理できるシステムがつくれなかったことが原因でした。

 

システムを構築し、品質も向上へ

 それに対しては、トップの考え方とシステムをきちんと確立することによって、管理体制を整えました。一人に任せることなく、必ずダブルチェックができないとダメですよね。私どもはいい品質でつくり込んで、お客様に製品を出していますから、そういうシステムを構築しました。

 品質ひとつ取っても、改善しましょうとか、いろいろな改善の方法があるからこうしましょうとか、お客様ごとにいろいろなことをおっしゃいます。そこはすごくシビアに受け止め、社員も考えますし、経営者も考えます。そのような考え方の積み重ねが技術を良くしたり、品質を高めたりすると思います。

 

困難な時代を先見し、最先端技術で勝負!

 時代の流れとお客様からのご要望もあり、月産5000台ほど作っていたファクシミリを、タイに全面移管することになりました。国内の仕事を失いかねない事態ではありましたが、すでに製造業の生産部門が海外に進出する時代になるだろうと先見し、これを好機ととらえて別のお客様の仕事をするようになりました。お客様から言われる仕事だけをしていては、こうした大きな変化に対応できなかったかもしれません。しかし、自分に伴う実力を身につけ、世の中に通じる最先端の技術でビジネスをすれば必ず生き残れる、そのように信念をもっていました。それが、難しい時代を乗り越えられた大きな要因です。

 

座右の銘

「物心両面で社員の幸せを構築したい」

 

 企業を経営していく上で、最も大切なのは社員です。寝食を共にする社員に対して、物心両面の面倒を見られないような経営者の会社は、いい会社にはならないよというお話を、京セラ名誉会長の稲盛氏からいただきました。私の社員は、幸福でなければならないという思いから、社員の幸福を願うということを座右の銘にしております。

 

将来の夢、志 

時代の変革に集中して考えること

 私自身がいかに集中して考えるか、時代がどのように変革するかということを考えながら仕事をしていきたいですね。このように時代の変革に対して敏感に、さらにそれに対して集中して考えていくことによって、仕事においても大きくプラスになりますが、それ以上に自分自身の人格も更生されて、将来についていろいろなことで考えていけるようになります。

 

日々の研鑽こそ素晴らしい将来へ

 もっとも、これからの時代は変革が進み、乗り切っていくには難しい局面が多いのではないでしょうか。ここで考えることが楽しいと思うことによって、日々の努力をすることによって、これからの時代をだんだん読めるようになると思います。時代が読めるようになるということは、自分の将来も素晴らしい将来になると思います。

 

これから創業に挑戦する人へ一言

仕事を好きになる

 どんな仕事であっても、それに全力で打ち込んでやり遂げれば大きな達成感と自信が生まれます。また、次への目標へ挑戦する意欲が生まれます。

 

物事の本質を究める

 究めるということは、一つのことに精魂込めて打ち込み、その核心となる何かを掴むことです。一つのことを究めた体験は、その他のあらゆることに通じます。

 

地味な努力を積み重ねる

 日々の仕事の中では、一見地味で単純と思われるようなことをしなければいけないものです。「自分の夢と現実の間には、大きな隔たりがある。」と感じて思い悩むことがあるかもしれません。しかし、どのような分野であっても、すばらしい成果を見出すまでには、改良、改善の取り組み、基礎的な実験やデータの収集、足を使った受注活動などの地味な努力の繰り返しがあるのです。偉大なことは最初からできているのではなく、地味な努力の一歩一歩の積み重ねがあって初めてできるのです。

 

創意工夫をする

 今日よりは明日、明日よりは明後日と必ず改良、改善を加えていくということです。余裕の中で生まれるアイディアは、単なる思いつきに過ぎませんので、創意工夫をすることを続けることが大切です。

 

お客様訪問

 お客様のニーズとは何かを、何例も常に考えます。お客様のところに訪問するときに、必ず3つ提案できるようにしなさいと、私どもの営業にはいつも話しています。お客様に言われたことだけをやるのではなく、時代を先見して提案することによって、お客様から信頼いただけるのです。

 

誰よりも先を読み、素晴らしい結果を

 創業される方は、本当に素晴らしいと思います。創業するためには、誰にも負けない努力をすることが大切です。ますます変革していくであろう時代において、やはり努力をするということは、その変革に対応することができます。また、時代の変革に対して自分が歩む道を考えて仕事をされるわけですから、他の人よりも私の方が時代を読み、先を見据えて考えているんだということをモットーに、いろいろなこについて考えて努力していただければと思います。素晴らしい結果を期待しておりますので頑張ってください。

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