創業者インタビュー

  • 2015/04/28 UP
  • category:製造業
"懐かしくて新しい「あんこ」カフェ誕生!"

あんこや深澤(富岡市)

2代目 深澤 昴一

http://ankoya-fukasawa.co.jp/

事業紹介 創業のきっかけ 事業が成功したワケ 失敗から這い上がった… 座右の銘 
将来の夢、志 これから創業に挑戦す… 
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  • 事業紹介

私どもあんこや深澤では、おまんじゅうをはじめ、一般的な「あんこ」の製造販売をしています。

それと併行しまして、近年需要が減ってきたあんこを楽しんでいただきたい、さらに宣伝したい思いから、あんこを使ったスイーツやメニューを元に、あんこの可能性を探ろうと思い、「あんことCafe」を始めました。

■インタビューの模様はこちらの動画からもご覧いただけます

 

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  • 創業のきっかけ

あんこをもっと食べてもらいたい!

あんこや深澤は、創業80年の老舗あんこ屋です。これまでのお客様は地元の和菓子屋さんなどが中心でしたが、近年にはご高齢を理由に暖簾を下ろすお店も少なくなく、販売元そのものが変わってきました。また、和菓子屋さんの減少に加え、食文化の変遷などにより、あんこそのものの需要も少しずつ落ちていました。

伝統のあんこをぜひ食べてもらいたい、そのような思いから何か新しいことに挑戦しようと考えていました。ちょうど、元々工場と店舗があった場所が古くなってきており、これをどうにか活かせる方法はないだろうか、それならばここに飲食店を出して、あんこも食べてもらえるようにできないかと考えました。

兄弟3人で力を合わせたカフェづくり

私の弟は、調理の専門学校を卒業後に渡仏し、料理を学びました。この経験と技術を活かさない手はないと考え、カフェを創業することにしました。妹もまた、喫茶や軽食ができるお店で接客などを一から学び直しました。兄弟3人で力を合わせてはじめて、伝統のあんこも楽しめるカフェができました。

「あんことCafe」では、本格的なフランス料理や喫茶を楽しむこともできますが、メニューには必ずあんこを取り入れており、お客様にあんこを宣伝し、広くあんこを楽しんでいただけたらと思っています。

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  • 事業が成功したワケ

愚直なこだわりが感動の輪へ

まだまだ成功したとは言えませんが、利益を追求する料理ではなく、食材にこだわって、口にしたお客さまに感動を与えられる料理をお出しすることによって、リピーターが増えてきているところです。料理を担当している弟は生真面目な性格で、食材には添加物のない自然の食材にこだわっています。また、フランスの田舎料理を必ず1つは日替わりで入れるようにしています。そのこだわりが、インターネットを介して口コミとして広がり、遠方からいらっしゃるお客様もいます。

 

再発見!食べて分かるあんこの魅力

こうした新しいお客様が増えてくることもうれしいのですが、もちろん昔からのお客様も大切にしています。妹からもよく話を聞きますが、今まであんこを買いに来てくださる方は、ご年配の方が季節でおはぎを作ったり、お餅をついてあんころ餅をつくったするということで、あんこを買いに来てくださいました。一方で、最近ではお店でお食事をされた方が、「あんこも売ってるんだね!」といってあんこに注目してくださり、若い世代の方々を中心に帰りにあんこを買っていってくれることも増えてきました。

この「あんことCafe」で本格的なフランス料理や喫茶を、伝統のあんこと共に楽しんでいただけることに喜びと手応えを実感しています。

 

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  • 失敗から這い上がった経験談、苦労から学んだ経験談

カフェ未経験、ゼロからの出発

これまでの工場兼店舗をカフェとして立ち上げようとした時、私どもにはカフェの経験がありませんでした。私の妹は、カフェを立ち上げるために、別のお店でカフェを運営できるように一から勉強し直しました。実際にカフェを始めてからも、うまくいかないことの連続で、試行錯誤は毎日のように続きました。特に、お店を回す上で必要なノウハウの部分では、とても苦労しました。

現在は、ランチとディナーの時間帯にお店を開けています。それぞれの仕込みと片付けに予想以上に時間がかかってしまい、開店当初は朝9時から準備を始め、夜中の2時や3時までかかってしまう日が毎日のように続きました。

 

あんこを楽しみたいお客様に応えて

逆に考えますと、このカフェは開店当初から、お客様の期待が大きかったように思っています。仕込みや片付けは今でも本当に大変ですが、少しでもお客様の期待に応えようと必死になってお店を開いてきた結果、少しずつ来店者が増えてきたように思います。

今では、開店当初からの苦労から学び、少しずつ試行錯誤の成果が出てきました。今後は、もっと段取りなどに工夫を取り入れ、さらにお客様に伝統のあんこや料理を楽しんでいただける時間を増やしていけたらと思っています。

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  • 座右の銘

「小事を以って大事を測る事勿れ」

 

これは、私自身の性格的なところでもあるのですが、小さいことにくよくよせず、常に大きな目標を達成するためにできることをやっていきたいと考えています。自分自身にとって、「何が一番大事なのか」を常に問いかけ、それを自分自身の中心に置けば、ちょっとしたことに動じることなく、気持ちを切り替えて一番大事なことに向き合うことができると思っています。そうすることで、目の前に多少トラブルなどが合った時にも、「こんなことは大したことではない」といって、前向きに乗り切ることができます。問題が起こったとしても、一番大事なことを中心に置いて、自問自答しながら問題を解決しています。

 

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  • 将来の夢、志

これからも身近にあんこのある生活を

まずは、本業である80年続くあんこや深澤を、いかに長く続けられるかだと思います。創業100年にもしたいし、私の祖父が始めたあんこ屋が、末永く地域に愛されるあんこを作り続けていけたらと思います。そのためには、カフェに来店されたお客様に、和の素材であるあんこの魅力を伝えていくことが大切だと思います。ご年配のお客様には、これまで作ったり食べたりしてきた牡丹餅やおはぎだけではない新しいあんこの魅力を、若いお客様には食文化の変遷で触れる機会が少なくなったあんこの魅力を、和洋折衷で楽しんでいただきたいです。これからもずっと、人々の生活の中にあんこがあり、いつでも喜んで食べていただけたら幸いに思います。

 

あんこを楽しめる時間を増やしたい

そのためには、営業時間をさらに増やす努力をしていきたいです。現在は、ランチとディナーの時間に営業して、その間は片付けと仕込みを行っています。特に喫茶を楽しむお客様には、ランチとディナーの間の時間帯に来店していただければ、これまで以上に多くの方々にあんこの魅力を再発見していただけるのではないかと考えています。

 

あんこで支える、富岡の街

また、世界遺産で注目される富岡という街が、これからもずっと注目され続けてほしいと願っています。微力ながら、その一助として、伝統あるあんこや新しく創業したカフェが担える役割もあることでしょう。自分達だけではなく、富岡や群馬すべてにメリットがあるように、今後も地域の方々と手を取り合って頑張っていきたいです。

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  • これから創業に挑戦する人へ一言

自分の可能性を常に信じてほしいです。その可能性に対して、自分から限界を作ったらダメですね。自分を信じて、自分の可能性を信じて、静かに磨いていってほしいです。


 

私自身、何かに成功しているというわけではないんですけれども、常に問題にぶち当たった時や、限界を感じてしまうようなこともあると思いますが、それを限界と決めつけることをしないで、「まだまだやれるぞ!」としっかりと努力を続けていけば、自信を持てる瞬間は絶対に来るものです。

自分の可能性というものを常に信じて、常に行動していただければ一番よいのではないでしょうか。

一言でいえば、「あきらめたらいけない」ということでしょうか。あきらめずに、一緒に頑張りましょう!

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