創業者インタビュー

  • 2016/12/19 UP
  • category:サービス業(他に分類されないもの)
"心温まる家事支援で“働くママ”に寄り添うワークライフバランスの実現を"

株式会社 幸(ミセスハート) 代表取締役

岡田 幸子

http://www.mrs-heart.net/about.html

事業紹介 創業のきっかけ 事業が成功した理由 失敗から這い上がった… 座右の銘 
将来の夢、志 これから創業に挑戦す… 
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  • 事業紹介

 ミセスハートでは、高崎市を中心に家事支援事業をしています。

 家事ワークスキルを習得した家事コンシェルジュがお客様のご要望を伺い、もっとも喜んでいただける家事ワークをご提案、ご提供しています。

 

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  • 創業のきっかけ

 元々は、3人の子育てをしながら、高崎市のフリーペーパー「ちいきしんぶん」の配達員をしていました。その中で、子育てのサポートをできる人が少ないことを実感していました。

 子育ての手が離れたこと、「ちいきしんぶん」が創業者支援に力を入れていたことから、まずは社内ベンチャーとして、子育てをがんばるママをサポートするために家事支援事業を立ち上げました。

 その後、「ちいきしんぶん」の有田会長やコンサルタントの方と相談を重ね、「独立した方がいい」という有田会長の後押しもあり、独立しました。

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  • 事業が成功した理由

自らの子育ての中で気付いた「ママへのサポート不足」を解決するために

 女性の社会進出に伴い、働くママが増えてきました。しかし、働くママのワークライフバランスを考えたときに、家事の面で負担が大きいこと、サポートできる人が身近にいないママもいることに気付きました。

 一方で、子育てや家事を犠牲にすることはできないため、働きたくても働けないママも多かったのです。そこで、家事を得意としているママにとって、それを活かせる勤め先が少ないことにも問題点があると考えました。

 仕事と子育て・家事の両立を実現できるようにサポートすることと、働きたくても働けないママに得意分野を活かせる職場を提供することを、タイミングよくマッチングさせることができたことが事業成功の大きな理由です。

 

「口コミ」で広がる、家の中に入っていく仕事だからこそ「信用第一」の姿勢

 家事のスペシャリストとしての代行サービスですから、お客様の自宅に上がってサービスをすることが多くあります。そのため、この事業をしていく上で私が何よりも大切にしていることが、お客様から信用して家事を任せていただけるかどうかということです。

 事業を展開していく中で、お客様から信用を寄せていただき、その「口コミ」で更に新しいお客様に出会わせていただけることが、もっともうれしい瞬間の一つです。

 私も主婦でしたから共感できることがあります。それは、主婦として家事を他の誰かにお願いすることには、大きな抵抗と主婦としてのプライドを踏みにじられるような忸怩(じくじ)たる思いを感じるものです。それでも私どもにご依頼いただくというのは、ママ自身が誰にも相談できずに、精神的にも体力的にも限界だったということです。

 そこに私どもが家事のプロとしてサポートに入ると、ようやく頼りになる存在と出会え、相談できたママが、「出会えてよかったです」と涙を流しながら安堵する表情を見せてくれます。ホッとするママの肩に手を添えながら、私も何度となくもらい泣きしました。

 やがて私どものサポートを得て、「もう1人いけるかな!」とお子さんが増えていくお客様の様子を見て、私どもの事業がワークライフバランスの実現に寄与していることを改めて感じます。

 

創業に挑戦する人に囲まれ、成功事例を身近に感じられる恵まれた環境

 私たちが事務所を構えるのが、高崎市にある「ビジネスパーク小八木」です。貸し事務所の他に「起業家の森」というコワーキングスペースもあり、私たち以外にもこれから創業に挑戦する方、実際に創業した方に囲まれている環境です。そこでは、起業家との意見交換することはもちろん、専門家による経営相談やセミナーなどを行っています。

 その中から身近な成功事例をいくつも見ることができたのも、私にとって大きな刺激と財産になっています。業種こそ違いますが、日々起業家との刺激ある環境に身を置くこともまた、事業への大きなモチベーションにつながっています。

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  • 失敗から這い上がった経験談、苦労から学んだ経験談

信用第一だからこそ、「人材の確保」には一切の妥協を許さない

 家庭で手が行き届かない家事を援助するわけですから、お客様が心から信用できるプロのキャストを求めています。

 そのため、「人材の確保」には、一切の妥協ができず苦労しています。年間でかなりの人数の面接をしていますが、その中で実際に家事コンシェルジュとしてお客様のお宅に送り出せるのは一人いるかどうかです。

 面接を通過した人は、実際に家事サービスをしていくために必要な技術の研修に入ります。お客様からいただくお金に見合った仕事をするというのは当然のことで、さらに「プラスアルファ」のサービスを提供していけたらと考えています。

 そのために、それなりに家事ができるレベルの人材を揃えてサービスを拡大していくよりも、しっかりと家事ワークスキルを習得した人材を厳選して事業を展開することに注力しました。その結果、家事の面ではもちろん、一人の人間としてもお客様からの厚い信用をいただけるようになりました。

 

お金のない創業時に、国の創業補助金を活用して「大規模に広告」できた

 創業当時はお金もあまりなく、お客様にサービスを告知する方法に苦慮していました。そこで、国の創業補助金に応募し、その資金を広告費として活用しました。

 まずは知っていただけることが大切なので、出だしの時点で広告費として多くの資金を活用できたことが、その後の事業展開に大きな影響を与えました。まとまった資金を用意することも、少ない資金を大胆に広告費に回すことも個人ではなかなか難しいことですが、創業補助金で活路を見いだせたことが大きかったと思います。

 

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  • 座右の銘

「石の上にも三年」

 「どんなことがあっても、三年間は続けてみようよ」と、私自身が子育て中に子どもに言い聞かせてきたことでもあります。

 続けていくことが苦労そのものかもしれませんが、続けていくことでしか気付くことのできない大切なことがあります。

 それに気付くことができるように、私自身も「まずはどんなことがあっても、三年間はやり遂げよう」という想いをもってこの事業を始めました。

 

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  • 将来の夢、志

ワークライフバランス実現のために、働くママが安心して働ける環境づくりを

 私自身の子育てが終わり、ちょうど娘の子育てを見て気付いたことがあります。働きたいママを悩ませているのは家事だけではありません。いわゆる「保活」(子どもを保育所に入れるために保護者が行う活動)も、働くママを社会へと復帰させられない要因です。

 今までは「家庭にお伺いする」事業をしてきましたが、今後は更に「保活」に悩んでいる働くママを応援するために「子どもをお預かりする」事業もやっていけたらと考えています。そうすることによって、働くママが社会へと復帰していくために取り得る積極的な選択肢が増えることになります。

 そうすることで、創業するきっかけにもなった「ママを応援したい」という想いをさらに実現していけるのではないかと考えています。

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  • これから創業に挑戦する人に一言

「やらないで後悔するより、まずはやってみろ!」

 私は子育てをしながらこの創業プランを約20年間温めてきました。子どもから手が離れたことで、このまま何もしないで後悔する人生より、まずは挑戦してみようという気持ちになり、この事業を始めました。

 「創業したい」と言うだけではリスクもありませんが、そこから得られるはずの経験も得られません。後悔するくらいなら、それを実現するための人生を選んでみてはいかがでしょうか。

 創業に挑戦することで得られる人生の経験は、きっと人生を豊かにしてくれるはずです。

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