創業者インタビュー

  • 2015/09/04 UP
  • category:卸売業、小売業
"暮らしを豊かにする癒し、健康、美容を"

株式会社ほんやら堂(高崎市)  代表取締役社長

藤永 辰美

http://www.honyaradoh.com/

事業紹介 創業のきっかけ 事業が成功した理由 失敗から這い上がった… 座右の銘 
将来の夢、志 これから創業に挑戦す… 
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  • 事業紹介

 私どもほんやら堂は、昭和61年に創業しました。

 癒し、健康、美容をテーマにした商品を通して、心に響く「ゆとり」「安らぎ」「豊かさ」「暖かさ」「優しさ」を提供し、お客様に「ありがとう」と言っていただける感動商品づくりに全力を注いでいます。

 

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  • 創業のきっかけ

自由に自己表現できる人生を

 「サラリーマンはいやだなぁ…、」私は会社勤めをするよりは、自由気ままに生きていきたいと以前から思っていました。自由に自己表現しながら生きたいという思いが、そもそもの創業のきっかけになります。

オリジナル商品を世の中に

 自然がとても好きだった私は、豊かな自然の中で暮らしたいという想いがありました。その想いから、当時は一大ブームでもありました軽井沢のリゾートで、焼物をやってみようと思い、数年間働きました。それから、リゾートの方にお店を持つようになりました。そこでは夜9時からの営業で、店内を暗くしてクラブのような店内の演出をしていました。そこで自分だけの商品が欲しいなと思い、オリジナル商品の開発に取り組みました。Tシャツやトレーナーなど、オリジナルのリゾートグッズを作っていくうちに、少しずつ欲も出てくるのでしょうか、自分が作ったオリジナル商品を世の中に広めたいと思いました。

 そういう思いが少しずつ結び付いて、そこから現在のような会社組織になっていきました。

 

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  • 事業が成功した理由

好きだから、山あり谷ありでも続く

 事業は成功したと感じることがなく、まだまだ発展途上であり、成功という視点ではないかもしれません。始めてからはずっと山あり谷ありの連続ではありますが、好きなことをやっていること、これが現在までやり続けられている原動力だと思います。私は、ものづくり屋ですから、現在でも自ら商品の開発に携わっています。

 

常識にとらわれず、タブーに挑戦!

 弊社を代表する商品として、これまで累計1000万個を販売した「おやすみ羊シリーズ」があります。このシリーズを世間に出した時には、ぬいぐるみ業界の方々から、「こんな商品は売れっこないよ!」と言われました。ぬいぐるみは、目がくりくりとしていて、丸くないと売れないということが、いわゆるぬいぐるみ業界の常識として、業界のタブーとしてありました。私どものシリーズでは、「眠り目」にしていましたので、ぬいぐるみ業界からこのような声が上がったのだと思います。

 

違う角度から、隠れたニーズを探る

 しかし、「ゆでがえる」という言葉がありますが、ずっと同じ業界にいると、その業界の考え方に縛られてお客様の隠れたニーズに気付けなかったり、慣習に阻害されてマーケットの変化に気付けず、変われなかったりすることがあります。

 私どもはぬいぐるみのような、枕のような商品、癒される商品を作りたいという思いで、このシリーズを作っていきました。私どもがぬいぐるみ業界におらず、業界の常識を知らず、今までとは違う角度からぬいぐるみを考案したことから、このような画期的な商品が生まれたのだと思います。

 

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  • 失敗から這い上がった経験談、苦労から学んだ経験談

苦労はない、けれども失敗はする

 創業してから、特に苦労を感じたことはありません。それは、私が好きなことをやっているからなのだと思います。苦労こそ感じませんが、失敗はよくあります。いろいろな失敗を経験して、そこから学ぶものや得るものがありますから、それを少しずつ次の展開に活かしていけたらと思っています。失敗は、失敗をする前や失敗している途中に気が付けばいいのですが、私の場合は痛い目に遭ってから気付くこともあります。そういった意味では、業績が落ちたからこそ気が付くことがあります。

 

 

1つの商品を売り続ける難しさ

 その中でもやはり、1つの商品を売り続けることの難しさを感じます。これはリゾートが人気だった時代からオリジナルの商品を作り、現在も色々な商品を世の中に送り出して気付かされることです。以前は、リゾートが大変なブームでした。しかし、次第にリゾートからアーバンへと人が流れたように、マーケットもまた時代とともに変化していくものです。お客様の関心も、やはり「リゾート」的なものから「アーバン」的なものに変化して久しくなりました。このマーケットの変化をとらえることが、まさに1つの商品を売り続けることの難しさでもあります。

 

マーケットの変化はエスカレータ

 まるで、マーケットの変化は、エスカレータのようなものです。昇りのエスカレータに乗っているときは、特に苦労しなくても事業は伸びていきます。逆に下りのエスカレータに乗ってしまったら、どんなに駆け足で上に昇ろうとしても昇れず、しまいには息切れして落ちてしまいます。やはり昇りのエスカレータに乗っている時に、時代の流れを先見し、次の展開への準備を怠らないようにすることが大切です。

 

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  • 座右の銘

「長所伸長法」

 やはり、世の中に必要なもの、世の中に必要とされているものをしっかりと見て、貢献することが大切だと思っています。ビジネスを成功させるには、どれだけニッチに深堀りしていって、やはりナンバーワンになれるかどうか、ここが成功するかどうかの最大のポイントになるのではないでしょうか。これは、私の長い経験から学んできたことでもあります。

 

 人には、それぞれ良いところ、悪いところがあります。私は成長するためには無理に欠点を矯正するのではなく、長所を伸長することだけを努めて心がけることが大切だと思います。長所が伸びてくれば、自然に短所は気にならなくなるものです。これが「長所伸長法」です。世の中に必要なものをしっかりと見る力をつけ、それに対してニッチに深堀りし、ビジネスでナンバーワンになるためには、自分の長所をまっすぐ伸ばし続けて、それを活かすことが何よりも大切なことです。

 

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  • 将来の夢、志

暮らしを豊かにする癒し、健康、美容を

 癒し、健康、美容をテーマにした商品を通して、皆さんの暮らしをさらに豊かにしたい、世の中にもっと貢献したいです。

 「ほんやら堂」という社名なのですが、これを付けた時に世界に向いた会社になりたいという思いがありました。世界に向けて貢献できる、そんな会社を作っていきたいと、今でも思っています。これは、自由に生きたいとずっと思ってきた私自身の自己表現でもあります。


 

必要じゃないけど、大切なものへ

 「必要じゃないけど、大切なもの」があります。ある会社に商品とともにこのフレーズを使って営業に行ったところ、「確かに必要じゃないな(笑)」と言われましたが、実は大切なことだと思っています。

 暮らしの中で必要不可欠かどうか問われると、必ずしもそうとはいえないものでも、暮らしを豊かにする上で大切なもの、大切にしたいものがあります。私は、そのような「必要じゃないけど、大切なもの」を世の中に発信して、皆さんの暮らしをさらに豊かにしていきたいと考えます。

 

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  • これから創業に挑戦する人へ一言

好きなことだから、必ず続く

 自分が好きなことをやるのが一番です。肩に力を入れすぎず、気楽に考えるくらいでちょうどいいかもしれません。起業はただでさえ大変で、力んでしまいがちですから、そうしないと続きません。自分の好きなことは必ず続くと思いますので、ぜひ好きなことで起業してみてください。

 

慣習を学び過ぎず、感性を信じて

 これから起業される方は、起業する業界について事前に学んでいると思います。けれども、その業界の慣習とか、そういったものを学び過ぎないようにしてほしいと思います。時には業界の常識から外れ、タブーとされることにビジネスチャンスを見出すこともあるかもしれませんが、その時こそ自分の感性を信じてやってほしいと思います。

 

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